トッププレイヤーって何が凄いの?選手を徹底解剖!【ハンドアイコーディネーション編】

ゲームが上手くなるために必要なことは何か。ゲーマーなら誰しもが考えたことがありますよね。

ゲームのジャンルによって求められることは異なりますが、今回は身体能力という違う観点から調査を進めてみました。

還元型PROJECTに所属するトッププレイヤーたちは一体何が違うのか。

◆ハンドアイコーディネーションって何?

ハンドアイコーディネーション、一体何なのか皆さんはご存知でしょうか?

あまり馴染みがないかもしれませんが、これは“目で多くの情報を捉え、脳で処理し、手を使って動作する能力”のことになります。たとえば、球技でボールの軌道やスピードを認識し、それに合わせてラケットやバットを振って打つ、という動作はこのハンドアイコーディネーションの能力が要求されます。大谷翔平選手やイチロー選手は優れていると言われていますよ。

格ゲーで活躍するプレイヤーの能力値はどうなのでしょうか?選手たちの測定結果をご覧ください!

◆ハンドアイコーディネーションについて検証してみた結果

今回テストに使用したサイトでは55辺りが平均のようです。この数値を基準に還元型PROJECTの選手の皆さんと比較してみました。(今回のテストに使用したサイトはこちら:https://www.arealme.com/eye-hand-coordination-test/ja/)

トップは他のテストでも数多くの首位を獲得しているもると選手。やはりチーム内最年少で、スポーツ歴があるのが関係している?もしそうだとしたらゲーマーは若くて運動をしている方が有利ということになってしまいますが、実際には40歳を超えて活躍する選手もいるため結論付けるのは早計かもしれません。

よっさん選手イツキ選手はほぼ同じような数値を出しており、一般平均より少し高いことが分かります。次いでNISHIKIN選手September選手も一般平均近くの結果に。

全体的に見ても平均以上の数値を出しており、選手たちの能力が優れているということが分かりました。

◆今回の結果を選手はどう捉える?

今回、テスト前に自信度について5段階で申告してもらいましたが、全体的に見ると自信度が1~2とあまり自信が無かったみたいです。対して、トップであるもると選手は自信度4で、その通りの結果となりました。

選手からの感想としては「このテストで良い結果を出すにはじっくり時間をかけて反復練習することが大事」と言った声も。確かに目を慣れさせることでより良い結果を出せるのかもしれません。

また、格ゲーとの関連性についてですが、目押しやコンボ精度などに役立つ可能性があるといった感想もありました。動きを視認、予測して瞬時に行動するといった点ではアクション要素のあるゲーム全てに必要な要素だと言えるでしょう。加えて、読みの要素も入りますが、差し合いにも影響する能力ではないでしょうか。ハンドアイコーディネーションは、ゲームの上手さと大いに関係ありそうですね。

◆ハンドアイコーディネーションを鍛えるには?

集中、予測、瞬時の行動と様々な要素が絡むハンドアイコーディネーション。格ゲーに限らずリアルタイム要素のあるゲームをプレイするなら鍛えて損することはないはず。特にFPS/TPSでは、照準が敵に合った瞬間に撃つという要素に似ているかも……?

本企画ではもはやおなじみ、アスリートのコンディショニングも務めるトレーナーの桑原弘樹さんにハンドアイコーディネーションについてお伺いしました。

◆ハンドアイコーディネーションという概念はフィジカルスポーツにもあるのでしょうか?また、ハンドアイコーディネーションが重視されるようなフィジカルスポーツはありますか?

動体視力は大いに関連するので、多くの球技競技には関連してくるのではないでしょうか。

実際、野球選手も特に野手の場合は動体視力の衰えが引退に繋がるケースは多いです。

◆ハンドアイコーディネーションを鍛えるために必要なトレーニングはどんなことが考えられるでしょうか?

マウスの操作性は別として、動体視力のトレーニングは実践されています。

◆ハンドアイコーディネーションを一時的に高めるのに役立つストレッチ・運動などはありますか?

少し間接的ではありますが、体内にエネルギー(ATP)がしっかりと充満している状態にしておく必要があります。

その上で、脳内を覚醒して行かなくてはなりませんので、適度なアドレナリン分泌ができる運動でしょう。一旦短時間の息あげをしてから、心拍数を落ち着かせた状態などもいいかもしれません(疲労を溜めない程度に)。

◆ハンドアイコーディネーションに影響がありそうな栄養素はありますか?また、還元型コエンザイムQ10が影響を及ぼすことはあるでしょうか?

やはり即効性としてはカフェイン系ですが、EPAなども効果がありそうです。還元型コエンザイムQ10はローディングなどをするといいかもしれません。